2026年中国国慶節は10月1日から7日―輸入案件は9月中旬から出荷管理を
中国との貿易で納期管理に大きく影響するのが春節と国慶節です。中国国務院弁公庁が公表した2026年の祝日安排では、国慶節は10月1日木曜日から10月7日水曜日までの7日間です。9月20日日曜日と10月10日土曜日は振替勤務日とされています。また2026年の春節は2月15日から23日まで9日間でした。
重要なのは「休暇が7日だから7日だけ遅れる」と考えないことです。実際の貿易では休暇前に多くの企業が一斉に出荷しようとするため、工場生産、検品、トラック、倉庫、通関、船の予約が集中します。国慶節直前に完成予定の商品を抱えている場合、9月末完成ではなく、できればそれより前に検品と出荷準備を終えられる工程を組みます。
2026年9月18日時点で国慶節まで約2週間です。現在進行中の中国案件がある場合には、すぐ工場へ「量産完成日」「検品可能日」「梱包完了日」「集荷可能日」を確認し、フォワーダーには「船の予約状況」「貨物搬入締切」を確認する時期です。工場から「国慶節前に完成します」と言われても、それが9月30日の完成を意味するのであれば、休暇前の船積みに間に合わない可能性があります。完成日と出港日を分けて確認してください。
家具や店舗什器のように製造工程が長い商品では、さらに早い管理が必要です。塗装、乾燥、組立、検品、梱包に数日必要なのに、生産終了日だけを納期として管理すると出荷が遅れます。不良が見つかった場合の修正期間も確保します。
春節は国慶節以上に長期的な影響を考える必要があります。法定休暇の日数だけでなく、工場従業員の帰省や取引先・外注先の稼働状況によって、企業ごとの実質休業期間が長くなる場合があります。翌年の春節前後に納品する案件は、前年末から工場へ個別の休業予定を確認するのが安全です。
また連休後もすぐ100%の生産能力に戻るとは限りません。部品会社や外注工場の再開時期が異なることもあります。納期の厳しいOEM案件では「休暇明けに作ります」ではなく、材料をいつ手配し、いつ生産ラインへ入れるかまで確認します。
中国の大型連休対策はカレンダーを見るだけでは不十分です。日本側の希望納品日から、国内配送、輸入通関、海上輸送、中国輸出、検品、生産を逆算し、さらに連休前後の余裕を加えます。特に2026年国慶節前の案件は、9月後半に入ってから新たな変更を増やさず、完成・検品・船積みを優先することが重要です。