2026年9月後半は中秋節と国慶節を一体で管理―今から工場へ確認すること
2026年9月18日現在、中国との貿易案件で最優先に確認したいのが、目前に迫った中秋節と国慶節のスケジュールです。中国国務院が公表した2026年の休日安排では、中秋節は9月25日(金)から27日(日)までの3日間、国慶節は10月1日(木)から7日(水)までの7日間です。9月20日(日)と10月10日(土)は振替出勤日とされています。
今年の特徴は、中秋節終了から国慶節開始までの間隔が非常に短いことです。そのため9月28~30日の3日間を通常の営業日として単純計算するのは避けた方が安全です。政府が定めた休日と、個々の工場、材料メーカー、物流会社、倉庫の実際の休業期間は同じとは限りません。従業員の帰省や生産調整によって独自の日程になる場合があります。
現在生産中の商品がある場合、工場へ「国慶節前に出せますか」とだけ聞かず、具体的な日付を確認します。量産完成日、最終検品日、修正可能日、梱包完了日、工場出荷日をそれぞれ聞きます。特に検品を9月30日に設定するような計画は、問題が見つかった場合の修正時間がほとんどありません。
次にフォワーダーへ予定船を確認します。ETDだけでなくCYまたはCFSへの搬入締切、中国側輸出手続に必要な日程を確認してください。工場が9月30日に完成しても、その日の船へ積めるわけではありません。港までの国内輸送日数も必要です。
複数工場の商品を集約する案件ではさらに早い管理が必要です。最後の一社が遅れることでコンテナ全体を国慶節後へ延期するのか、その工場の商品だけ後便へ分けるのか、事前に判断基準を決めておきます。
また連休前は「とにかく出荷する」ことを優先し、検品を省略したくなることがあります。しかし家具や店舗什器など特注品では、日本到着後に大量不良が見つかると再製造にさらに長い時間が必要です。出荷を急ぐ場合でも最低限の品質確認は維持します。
これから新規発注する案件については、国慶節前の無理な完成を要求するより、連休後に材料と人員が正常化してから生産する方が適切な場合もあります。工場の現在の受注状況を聞いて判断します。
なお2026年の春節は国務院発表で2月15日から23日までの9日間でした。公式休日は確認できますが、実際の工場停止期間は企業ごとに異なります。今後2027年春節案件を計画する場合も、公式日程に加えて各工場の休業予定を確認する必要があります。
2026年9月18日の段階では、国慶節対策は「早めに準備しましょう」という一般論ではありません。進行中案件について今日から完成日、検品日、工場出荷日、港搬入締切、予定船を具体的な日付で確認する時期です。この5つを一覧化し、工場と物流会社の双方へ共有してください。