香港ジャシボ有限公司のビジネスについて

はじめに

2015年に設立された香港ジャシボ有限公司は、香港を拠点とした国際貿易業務、特に日本と中国を結ぶ三国間貿易を主軸としたビジネスを展開しています。私たちは、日本の中小企業と中国企業との商取引促進を支援するという明確な企業理念のもと、両国の企業にとって実質的なメリットを創出することを使命としています。

香港を拠点とする戦略的優位性

香港でビジネスを展開する最大の利点は、その独特な税制にあります。香港では「地域課税原則」が採用されており、香港域内で得た収益以外には法人税が課されません。これは国際貿易を行う企業にとって、極めて大きなメリットとなります。

具体的には、香港市内での商取引によって発生した売上に対しては利得税が課されますが、三国間貿易のように香港を経由するだけの取引については課税対象外となります。この制度を活用することで、企業は大幅なコスト削減を実現できるのです。

日本の税制との比較優位性

日本で法人を経由して中国企業との貿易取引を行う場合、消費税10%が大きな負担となります。国内取引では、この10%分を取引先に転嫁しなければ利益を確保できません。もちろん、海外企業との取引には非課税処理の制度がありますが、実務上の手続きや管理コストを考慮すると、香港を経由した取引の方が効率的かつ経済的です。

国際競争が激化する現代において、税制面での優位性を活かさずにビジネスを展開することは、価格競争力の面で大きなハンディキャップとなります。私たちは、この香港の税制メリットをお客様に還元することで、国際市場での競争力強化に貢献しています。

国際競争力と税制戦略

日本政府は国際競争力の向上を掲げていますが、現実には外国の税制制度を戦略的に活用することで、より大きなメリットを生み出すことができます。これは決して違法な租税回避ではなく、合法的かつ合理的なビジネス判断です。

グローバル化が進む現代において、企業は最適な事業構造を構築する権利と責任を持っています。香港ジャシボは、この国際的なビジネス環境を理解し、お客様に最善の選択肢を提供することを目指しています。

コンプライアンスへの取り組み

近年、香港でも外資企業に対する監督が厳格化する傾向にあります。しかし、これは適切に対応すれば何ら問題となるものではありません。必要な書類を正確に準備し、期限内に提出することで、健全なビジネス環境を維持することができます。

私たちは、コンプライアンスを最優先事項として位置づけ、すべての取引において透明性と適法性を確保しています。これにより、お客様に安心してビジネスを展開していただける基盤を提供しています。

企業理念と目指すもの

香港ジャシボの企業理念は、日本の中小企業と中国企業との商取引促進を支援することです。この理念は、中国の著名企業アリババの創業精神に通じるものがあります。アリババは、中国全土の中小企業を世界とつなぐプラットフォームとして誕生しました。

私たちも同様に、日本の中小企業に対して中国市場への架け橋となることを目指しています。長年にわたり中国ビジネスに携わってきた経験と知識を活かし、両国の企業にとって実質的なビジネスチャンスを創出することが私たちの使命です。

相互メリットの追求

国際ビジネスにおいて最も重要なのは、取引に関わるすべての当事者にメリットがあることです。一方的な利益追求ではなく、日本企業と中国企業の双方が利益を得られる関係性を構築することが、持続可能なビジネスの基盤となります。

私たちは、単なる仲介業者ではなく、お客様のビジネスパートナーとして、市場調査、取引先の選定、契約交渉、物流管理、決済サポートなど、包括的なサービスを提供しています。これにより、言語や文化、商習慣の違いを乗り越え、スムーズな国際取引を実現しています。

今後の展望

世界経済がますます統合される中、国際貿易の重要性は増すばかりです。特に日本と中国という世界第二位と第三位の経済大国間の貿易は、アジア経済の発展において中核的な役割を果たしています。

香港ジャシボは、この重要な経済関係の発展に貢献し続けることを約束します。お客様一人ひとりのニーズに寄り添い、最適な貿易ソリューションを提供することで、日中両国の経済交流をさらに活性化させていきます。

私たちは、単なる利益追求ではなく、真の意味での国際ビジネスの価値創造を目指しています。それは、異なる市場を結びつけ、新たな機会を生み出し、関わるすべての人々に繁栄をもたらすことです。