2026年の中国・国慶節は10月1日から7日―9月中に終えるべき発注と船積み準備

中国との貿易で納期管理に大きく影響するのが春節と国慶節です。中国国務院が公表した2026年の休日安排では、春節は2月15日から23日までの9日間、国慶節は10月1日から7日までの7日間です。また2026年は中秋節が9月25日から27日までとなっており、9月後半から10月上旬にかけて生産・物流スケジュールを特に注意して管理する必要があります。

ここで重要なのは、政府が発表する休日の日数と、工場の実際の停止期間が必ずしも同じではないことです。工場では従業員の帰省や受注状況によって、公式休日より早く生産ペースが落ちたり、休暇後も全員がすぐ戻らなかったりすることがあります。したがって「10月1日から休みだから9月30日まで生産できる」と考えない方が安全です。

国慶節前に出荷したい案件では、まず工場へ最終生産日、検品可能日、倉庫出荷最終日を確認します。同時にフォワーダーへ船のスケジュール、CY・CFS搬入締切、輸出通関の締切を確認します。工場が9月29日に完成しても、予定船の搬入締切がすでに終わっていれば連休前には出荷できません。

2026年は中秋節が9月25~27日、国慶節が10月1~7日で近接しています。そのため9月後半の案件では、通常月より余裕を持った工程管理が必要です。特にOEM品は、完成後の検品で修正が必要になった場合の時間を確保してください。連休直前に検品して不良が見つかっても、工場が休みに入れば修正は休暇後になります。

春節はさらに注意が必要です。公式には2026年2月15~23日ですが、製造業では帰省する従業員が多いため、実際の生産状況を各工場へ直接確認する必要があります。春節前出荷を希望するなら、年末になってから発注するのではなく、材料調達期間、量産期間、検品、再製造の可能性まで逆算します。

また連休前は「とにかく船に載せる」ことを優先して検品を省略しないことも重要です。急いで出荷した結果、日本到着後に大量不良が判明すれば、数日の納期短縮以上の損失になります。

中国の大型連休対策では、カレンダーを確認するだけでなく、工場、材料会社、検品会社、フォワーダーの実際の休業予定を個別に集めます。そして通常より早い社内締切を設定します。2026年秋の案件であれば、9月後半を通常稼働期間として考えず、できる限り前倒しで生産・検品・船積みを進めることが実務上の安全策です。