国際物流・通関

複数の中国工場の商品をまとめて日本へ輸送する|集約物流の進め方

家具、建材、店舗什器などを複数の中国工場から調達する場合、貨物を中国国内で集約して日本へまとめて輸送する方法があります。各工場の納期調整、入庫確認、箱番号管理、輸出書類、コンテナ積載まで、集約物流の実務を説明します。

一つのプロジェクトで複数の中国工場から商品を仕入れる場合、それぞれの工場から個別に日本へ輸送する方法だけでなく、中国国内で貨物を集約してからまとめて輸送する方法があります。HONG KONG JCBO LIMITEDでは、家具、建築資材、店舗什器、インテリア商品など複数仕入先が関係する案件について、中国国内物流から日本への輸送までを整理します。

例えば店舗改装案件で、照明、家具、金属什器、装飾材料をそれぞれ別の工場から購入するとします。4工場が個別に少量貨物を日本へ発送すると、それぞれに集荷や輸送の手配が必要になります。一方、各工場の商品を中国国内の指定倉庫などへ集め、一定量になったところで一つの貨物として日本へ輸送する方法があります。

ただし、貨物をまとめれば必ず安くなるわけではありません。中国国内の集荷費、倉庫費、荷役費などが発生するため、各工場の所在地、貨物量、日本側納品条件などを確認して判断します。

集約物流で最初に重要になるのが各工場の生産スケジュールです。4工場のうち3工場が完成していても、残り1工場の生産が大幅に遅れると、すべての貨物を待たせることになります。そのため発注段階から各工場の完成予定日を確認し、同じ出荷時期に合わせられるか調整します。

貨物が集約場所へ到着した際には、工場名、商品番号、箱数などを確認します。複数工場の商品が混在するため、外箱へ識別番号を付け、Packing Listと対応させておくことが重要です。日本到着後に「どの箱がどの商品か分からない」という状態を避けるためです。

コンテナを利用する場合には、貨物全体の容積や重量を確認して積載計画を考えます。単純に各工場から申告された容積を合計するだけでなく、商品の形状や梱包方法によって実際の積載効率が変わることがあります。

また、輸出入書類についても整理が必要です。複数の売主や製造工場が関係する場合には、実際の商流と輸出手続を確認し、InvoiceやPacking Listなど必要書類を準備します。誰が輸出者となるのか、誰から誰への売買なのかなど、案件ごとに物流会社・通関業者と確認します。

日本到着後の仕分けについても事前に考えます。一つの倉庫へ全商品を納品するのか、複数店舗や工事現場へ分けるのかによって、日本側で必要な物流作業が異なります。箱番号を納品先と対応させておけば、国内での仕分け作業を行いやすくなります。

複数工場を利用するプロジェクトでは、製造管理と物流管理を別々に考えないことが重要です。当社では各工場の完成時期、貨物情報、集荷、集約、国際輸送、日本側通関・配送を一つの工程として整理します。

複数の中国工場へすでに発注している案件についても、工場所在地、商品内容、数量、完成予定日などをご提示いただければ、個別発送と集約輸送のどちらが適しているかを検討するところからご相談いただけます。