国際物流・通関

複数の中国工場の商品を1本のコンテナにまとめて日本へ輸送する方法

家具、建材、店舗什器などを複数の中国工場から購入する場合、それぞれを個別輸送するのではなく、中国側の倉庫へ集約して一つのコンテナで日本へ輸送できる場合があります。集荷日程、梱包情報、輸出書類、積載、日本側通関・納品までを一体で管理する方法を説明します。

中国からホテル家具、店舗什器、建材、インテリア商品などを調達すると、一つの案件でも仕入先が複数になることがあります。椅子は広東省、金物は浙江省、別の什器は江蘇省というように工場が分かれている場合、それぞれの商品を個別に日本へ輸送する方法だけでなく、中国国内で一度集約し、一つのコンテナとして輸送する方法を検討できます。

HONG KONG JCBO LIMITEDでは、このような案件について、工場ごとの商品完成から中国国内集荷、倉庫への集約、国際輸送、日本側通関・納品までを一つの物流工程として整理します。

最初に必要なのは、各工場の正確な所在地、商品完成予定日、箱数、梱包後寸法、重量、容積です。商品価格だけを見て仕入先を決めると、集約倉庫から遠い工場の中国国内運賃が想定以上になることがあります。そのため仕入先選定時から物流条件を確認します。

次に完成日を調整します。A工場の商品が9月1日に完成し、B工場が9月20日、C工場が10月5日であれば、すべてを待って一便にまとめるのか、先に完成した商品を別便で送るのかを日本側の納期から判断します。長期間倉庫へ保管する場合は保管費や荷扱いも確認します。

集約する際には各工場の商品を識別できるようにします。工場名、商品番号、箱番号、数量、最終納品先などをPacking Listと対応させます。複数店舗へ配送する案件なら、中国側で店舗別ラベルを付けておくことで日本到着後の仕分けを減らせます。

輸出・輸入書類については、商流に応じて誰が輸出者となるのか、Commercial Invoiceをどのように作成するのかを中国側の通関・物流担当者と確認します。日本税関の案内では、輸入申告に際し仕入書、包装明細書、船荷証券または海上運送状、運賃・保険関係資料等が必要となり、貨物によって他法令関係の許可・承認証等が必要となる場合があります。商品が複数種類ある案件ほど、船積前に商品情報と書類を整理することが重要です。

コンテナサイズについても総容積だけでは決めません。箱の形状、重量、上積み可否などによって実際の積載効率が変わります。必要に応じて積付け方法を確認し、20フィート、40フィート、LCL等を比較します。

日本側では港到着後の通関、デバンニング、倉庫、国内配送まで考えます。複数の納品先がある場合は、コンテナを倉庫で開封して仕分けし、それぞれの現場へトラック配送する方法などを検討します。

複数工場の商品をまとめる目的は、単純にコンテナ一本へ詰め込むことではありません。中国側の製造日程と日本側の納期を合わせ、物流費と作業量を適切に管理することです。複数仕入先からの調達をご検討の場合は、各工場の所在地、商品、数量、完成予定日、日本の納品先を基に物流計画を整理します。