40フィートコンテナを頼む前に確認したい積載計画|CBMだけでは決められない

中国から家具や建築資材を大量に輸入する際、「全部で何CBMだから40フィートコンテナに入る」と単純に判断するのは危険です。理論上の容積と実際に積載できる貨物量は同じではないからです。

まず工場から取得したいのが梱包明細です。各商品の梱包後の縦・横・高さ、1梱包当たり重量、梱包数を一覧にします。製品寸法ではなく、必ず梱包後寸法を使います。発泡材、段ボール、木箱などによって製品より梱包が大きくなるためです。

次に積み重ねが可能か確認します。丈夫な箱なら上に別の商品を載せられますが、ガラス、石材、塗装家具などは荷重をかけられない場合があります。同じ30CBMでも、自由に積み重ねられる箱と平置きしかできない大型什器では必要スペースが違います。

重量にも注意します。石材、タイル、金属部材などは容積が小さくても非常に重くなるため、コンテナや輸送経路に関係する重量制限を物流会社へ確認する必要があります。容積だけで最大まで積めるとは限りません。

複数工場の商品を一つのコンテナへ積む場合は、積込み順序も重要です。日本で最初に納品する商品を取り出しやすい位置へ置くのか、一度倉庫ですべてデバンニングするのかによって積載方法が変わります。また、重量物を不適切な位置へ集中させないよう物流会社と工場で調整します。

家具ではノックダウン化が非常に有効な場合があります。椅子の脚、テーブルの脚、ラックのフレームなどを分解できれば梱包容積を大きく減らせることがあります。ただし日本での組立費、部品不足、施工時間も考慮してください。

コンテナ積込み時には写真や動画を残すこともおすすめします。どの商品をどの位置に積んだか、梱包に異常がなかったか、コンテナ内部に問題がなかったかを記録できます。輸送事故が発生した際の状況確認にも役立ちます。

さらに、日本側の荷下ろし方法を出荷前に決めます。コンテナを現場へ持ち込みその場で荷下ろしするのか、倉庫でデバンニングしてトラックへ積み替えるのかによって費用と必要人員が異なります。

コンテナは「空間を買う」物流です。商品価格だけでなく、その空間をどれだけ効率的かつ安全に使用できるかが輸入原価を左右します。大量発注前には、工場から梱包データを取得し、物流会社と積載計画を確認してから数量を確定することが重要です。