中国OEMで梱包まで商品仕様にする|量産前に決めたい箱・表示・付属品
中国OEMでは製品本体だけでなく、外箱、内箱、緩衝材、ラベル、説明書、付属部品まで量産仕様として決めることが重要です。日本到着後の販売・施工・納品方法から逆算し、工場と梱包仕様を整理して量産するサービスについて説明します。
中国でOEM・オーダー製造を行う際、多くのお客様が最初に確認するのは商品の寸法、材質、色、価格です。しかし、実際に日本へ輸入して販売・施工・納品する段階になると、製品本体と同じくらい重要になるのが梱包です。HONG KONG JCBO LIMITEDでは、OEM商品の製造支援において、梱包も量産仕様の一部として整理することを重視しています。
例えば家具や店舗什器を100台製造する場合、工場から「1台1箱」とだけ聞いて発注すると、完成後に想定以上の梱包容積になることがあります。商品単価が予算内でも、容積が大きくなれば国際輸送費や日本国内配送費へ影響します。そのため量産前に、完成品で梱包するのか、分解して梱包するのか、1箱に何台または何部品を入れるのかを確認します。
一方で、輸送容積を小さくすることだけが正解ではありません。ノックダウン式にすれば梱包を小さくできても、日本で組立作業が必要になります。店舗やホテルへ多数納品する案件では、現場で大量の組立作業が発生すると、物流費で削減した金額以上の人件費が必要になる場合があります。製造費、輸送費、日本側作業を合わせて判断することが大切です。
梱包材についても、商品の特徴に合わせて確認します。傷が付きやすい表面には保護材を使用する、角が破損しやすい商品にはコーナー保護を入れる、内部で商品が動かないよう固定するなど、輸送中に発生しやすい問題を想定します。ガラスや石材などを含む商品では、通常の商品とは異なる梱包が必要になることがあります。
また、箱の外側に記載する情報も事前に決めます。商品番号、数量、箱番号、納品先別の識別などを整理しておけば、日本到着後の倉庫や現場で商品を探しやすくなります。複数種類の商品を一つのコンテナで輸送する案件では、箱番号とPacking Listを対応させることで荷物の管理がしやすくなります。
付属品の管理も重要です。ネジ、金具、工具、予備部品などをどの箱へ入れるのかを決めておかないと、日本で開梱した際に部品が見つからないことがあります。組立商品であれば、必要に応じて組立方法を確認できる資料も量産前に準備します。
小売商品では、商品本体とは別に個装箱、取扱説明書、ラベルなどが必要になる場合があります。これらも最後に追加するのではなく、商品仕様と一緒に工場へ伝えます。表示内容について法令上の確認が必要な商品は、日本側で必要事項を確認したうえで製作することが重要です。
当社では、サンプル承認時に商品だけを見るのではなく、量産時にどのような状態で日本へ届くのかまで確認するようにしています。梱包後の寸法と重量が分かれば、量産完了前でも物流計画を具体化できます。
OEMをご相談いただく際には、商品の使用方法だけでなく、日本到着後にどこへ納品し、誰が開梱・組立を行うのかもお知らせください。製品本体から梱包、輸送、最終納品までを一つの案件として考え、実際に使いやすい量産仕様へ整理します。