中国工場3社を同じ条件で比較する調達支援|単価だけで決めない仕入先選定
中国で新しい仕入先を探す際、単価だけを比較すると、MOQ、梱包、納期、中国国内物流などの違いを見落とします。HONG KONG JCBO LIMITEDでは、複数の工場候補について同一条件で見積と取引条件を整理し、日本到着までの総原価と実際の運用のしやすさを確認しながら仕入先選定を支援します。
中国から商品を調達したいお客様から、「同じ商品を作れる工場を何社か探して比較したい」というご相談をいただくことがあります。この場合、HONG KONG JCBO LIMITEDが重視しているのは、単純に3社から価格を集めて一番安い会社を選ぶことではありません。中国調達では、工場ごとに見積条件が異なるため、条件をそろえて比較しなければ本当の価格差が分からないからです。
まず、お客様から商品写真、図面、予定数量、材質、希望納期、日本での納品場所などを確認します。仕様が完全に決まっていない場合は、どの部分を工場へ指定し、どの部分を工場提案にするのかを整理します。
例えば店舗用ラック100台を調達する場合、A工場は1台当たりの価格が最も安くても完成品梱包、B工場は少し高いものの分解梱包、C工場はMOQが200台ということがあります。この状態で商品単価だけを比較しても適切な判断はできません。
そこで各工場に対して、できる限り同じ仕様と数量で見積を依頼し、商品単価、試作費、MOQ、梱包方法、梱包後寸法、量産期間、支払条件、EXW・FOB等の貿易条件を一覧化します。必要に応じて中国国内の集荷費や国際輸送費も確認し、日本へ到着するまでの原価を比較します。
工場の対応力も確認項目です。質問に対して具体的な回答があるか、図面変更を理解できているか、量産時の品質管理について説明できるかなど、実際に取引を開始した後の運用を想定して確認します。価格が多少安くても、毎回仕様確認に時間がかかる工場では、長期的な取引コストが高くなる可能性があります。
また製造会社、見積発行会社、輸出者、代金受取口座の名義が異なる場合には、それぞれの関係を確認します。違っていること自体を問題と判断するのではなく、誰と契約し、誰へ支払い、誰が輸出するのかを明確にしてから発注へ進むことが重要です。
大型商品では物流条件も仕入先選定へ影響します。例えば工場が上海港から遠ければ中国国内輸送費が増える可能性があります。反対に輸出港に近く、梱包効率の良い工場であれば、商品単価が少し高くても総原価を抑えられる場合があります。
最終的には「最安値の工場」ではなく、お客様が求める品質、数量、納期、価格、物流条件に合った仕入先を選ぶことを目標とします。ご相談時には、参考商品、希望数量、希望仕様、納期、日本の納品場所をご提示ください。そこから比較条件を作り、中国工場への照会、見積整理、条件確認、発注判断へと進めます。