写真やAIイメージから中国工場へ製作依頼するためのOEM仕様整理サービス
完成したCAD図面がなく、写真、手書き寸法、既存商品、AI生成イメージしかない段階でも、中国工場へのOEM相談を始められる場合があります。製造に必要な寸法・材質・構造・色・数量・梱包条件を整理し、工場との試作・修正・量産へつなげる実務支援について説明します。
「この写真に近い商品を中国で作れないか」「AIで作ったイメージはあるが製造図面がない」というご相談があります。店舗什器、家具、ディスプレイ用品、インテリア製品などでは、最初から完成したCADデータを持っているお客様ばかりではありません。
HONG KONG JCBO LIMITEDでは、このような案件について、参考資料をそのまま工場へ転送して価格だけ聞くのではなく、製造に必要な情報を一つずつ整理して中国工場へ伝えることを重視しています。
最初に確認するのは商品の用途です。店舗で衣類を掛ける什器なのか、ホテル客室で使用する家具なのか、住宅用の商品なのかによって、工場へ確認する材料や構造が変わります。そのうえで、幅、高さ、奥行き、希望材料、色、表面仕上げ、数量など、分かっている情報を整理します。
例えばAIで作成したラックの画像があり、「幅50〜55cm、高さ100〜110cm、奥行18cm程度、100台欲しい」という条件があれば、まずその情報を工場へ提示できます。ただしAI画像には実際には製造できない構造や、接合方法が不明な部分が含まれていることがあります。そのため工場の技術担当者から製造可能な構造を提案してもらい、必要に応じて図面へ落とし込みます。
見積段階では材料や構造を曖昧にしないことが重要です。同じ外観でも、鋼材の厚さ、木材・板材の種類、塗装方法、金具などによって価格と耐久性が変わります。工場から安い価格が提示された場合も、何を前提とした見積なのかを確認します。
工場候補が決まった後は、可能な案件では試作品を製作します。試作品では見た目だけでなく、寸法、安定性、組立方法、表面状態、実際の使用感などを確認します。修正箇所があれば、口頭やチャットだけで変更するのではなく、最新版図面や仕様書へ反映します。
量産へ進む際には、承認した試作品と図面を基準として工場へ製造を依頼します。特に100台、500台と数量が増える場合、一台の試作品を丁寧に作る能力と、同じ品質を連続生産する能力は別に確認する必要があります。必要に応じて量産途中や出荷前の検品を組み合わせます。
さらに大型商品では梱包も設計の一部です。完成品で輸送するのか、脚や棚を分解して梱包するのかによってコンテナ容積が変わります。日本での組立作業も考慮し、製造費だけでなく輸送費と現場作業費を含めて構造を検討します。
図面がないから中国OEMを相談できないということではありません。ただし、イメージだけの状態から直接量産へ進むことは避けるべきです。参考画像を製造可能な仕様へ変換し、試作、承認、量産という順序で進めることが重要です。ご相談時には参考写真、AI画像、手書き寸法でも構いませんので、予定数量と用途を合わせてお知らせください。